Joomla! 1.6
制作日記 - Joomla! CMS
作者 Tag. 2010年 8月 05日(木曜日) 21:07
Joomla!ユーザーの間では、ずっと噂に上っている、次バージョンの1.6ですが、現在のところまだ正式版のリリースはありません。下記のビデオは、Joomla!1.6の開発責任者、Andrew EDDIEさんによる、β版のプレゼンテーション(本年2月ですのでちょっと古いですが)です(Joomla!本家サイトより引用)。
多階層化や詳細なパーミッション設定で、利用方法のバリエーションが広がりそうな可能性を伺わせますが…。
Part 1
Part 2
※ビデオ内のプレゼン資料は、こちらからご覧になれます(Melbourne_2010_Joomla_1.6.pdf )。
冒頭、server requirementsつまり必要環境が紹介されています。Joomla!1.6では、PHP5.2以上、MySQLは5.0.4以上で、それ未満のサーバ環境では動作しないそうです。
そのほかの概要を前年7月までの発表とまとめると、だいたい下記の通りです(一部話を省いています)。
1)レガシーモードがなくなります。
文字通りに捉えると、下位バージョンのエクステンションやテンプレートはサポートしないという意味になりますが、1.5用のネイティブエクステンションについては、若干の変更で使えるようになります。2)デフォルトテンプレートのレイアウトが変わります。
レガシーレイアウトパックが提供されるそうです。3)XMLの<params>タグが<field>タグに変更になります。
削除される機能は、下記の通りです。
1)レガシープラグイン
2)投票コンポーネント
※アンケートがとれる機能なんですが、これは残して欲しかったなあ。
3)PDFサポート
記事からPDFを生成する機能です。昨年7月時点では「?」がついていて、未定でした。その際には、改修を行う開発者が見つからない場合、削除されるという話でしたが、今回は言及がないのでおそらく削除と見られます。
4)XML-RPCプラグイン(プロトコルコントローラーに変更)
5)API: patTemplate、DOMIT、PEAR、phpgacl(フレームワークに組み込み)、phpInputFilter、phputf8、tcpdf
6)管理側のmod_stats及びmod_footer
7)xStandardエディター
移動する機能の概要は、下記の通りです。
1)OpendIDはライブラリーからプラグインに移動します。
2)Geshiがプラグインに移動します。
そのほか、今回は後半の多くの部分を割いて、ユーザー設定とパーミッションについて説明されています。これについては、図表の方が分かりやすいと思いますので、上記PDFをご参照ください。
そしてカテゴリーツリーが実現されます。今まで上位カテゴリのように扱われていたセクションは廃止となり、カテゴリーツリーは無限に階層設定できるようになります。テンプレートのCSS作成がちょっと面倒になるのかもしれませんね。ただ、実に残念ながら、Joomla!1.6のβ版を見る限りでは、一つの記事を複数のカテゴリに登録出来るようになるマルチカテゴリは実装されないようです。これまでも、ある種のコンポーネントなどで実現は出来ましたが、不安定だったり、そのうち有料になってしまったりでちょっとしたハードルがあって、とてもとても待ち望んだ機能なのですが残念ですね。
現在の「フロントページ」機能は「Featured(特集)」に変わります。これは、まあ名前の変更が主ですね。
そして、Mootoolsは、1.2にアップグレードされ、jQueryや「その他」との親和性が考慮されているようです(よくわからない)。
次に気になるのは、現状の1.5からのアップグレードですが、DBの構成に大きな変更があるので、自動的なアップグレードなどは期待出来ないと思った方が良さそうです。
エクステンションが出そろったり、新しいテンプレート制作の把握など、1.6の正式版がリリースされて実用レベルになるまでには、まだ時間がかかりそうですね。また、マルチカテゴリがないことから、今回の変更が用途に見合わないと考えて1.6は見送り、当面1.5で制作・運用する、という人も多いかもしれませんね。
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